

集中講義の三日目、エスノグラフィー中級編に取り組みました。
最終日のめあては、「フィールドノーツの分析とリサーチクエッションの組み替えを経て、仮説を生成する」というものです。授業の導入に際して、箕浦先生より「分析から仮説生成へのポイント」に関するレクチャーがあり、参加した私たちは、問いへの精緻化のプロセスについて確認することができました。
最終日の事例は、ボリビアの教師の同僚性を扱ったものです。ボリビアという特異な教育文化の中で、教師が同僚性の重要性をどのように認識していくのかという問題意識に立ち、それぞれ5つのグループがインタビューデータをもとに分析を行い、仮説を生成していきました。素材としてタイプの異なる2名の教師の談話を取り上げ、教師の意識や行動への兆しを読み解いていくという作業は興味深いものがありました。
後半のディスカッションでは、各グループから様々な視点による分析結果や仮説が提出され、熱い議論が繰り広げられました。![]()
今回の集中講義を通しての、学習成果はたくさんありましたが、その中でも特に、「1つの事例からレベルの違うものをどのように読み取っていくのか」という軸足コードの性質への着目という視点は、今後の分析に大きな示唆を与えてくれるものでした。
私たち学生にとって、「与えられる授業」から「自ら作る授業」への意識の変換を実感することのできた価値のある3日間であったと思います。
文責:西尾三津子
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